post: 2012年3月20日 02:23 PM
オークリー ・ ピットブル のカスタムフィッティングです。
2011年に販売スタートした ″ オークリー・ピットブル ″
大ぶりなサイズのデザインと、
日本人向けノーズピースとイヤーソックを標準装備で、フィット感の良さで
日本でとてもヒットしているモデルです。
当店でもとても人気があります。
日本人を意識した作り込みで結構掛けやすいのですが、
私は眼鏡屋の視点から、
さらに掛けやすさにこだわってカスタムフィッティングをいたします。
お客様に、
「 確かに掛けやすいけど横と頬で止まっている感じがする。
鼻の接地がなく、完全に浮いてしまっているよ。 」
とのご指摘を受け、
横幅のサイズ調整と鼻盛りのご提案をさせていただきました。
今回、レンズは偏光レンズの ″ TALEX ″ のご指名です。
レンズ交換のオーダーもいただきました。
カスタム魂に火が付きました!
腕の見せ所です!!
まず、サイズの見直しです。
ブリッジをやや緩やかに起こし、アイクチ辺りからサイドにググッと広げていきます。
テンプルは外へ、イヤーソックは内側へと
頭部を包みこむイメージで弧を描く様なカーブを作ります。
横方向からテンションを加えたいので、
イヤーソックは頭に沿うように曲げて合わせます。
日本人はこめかみから耳にかけての骨が張り出しているので、
横がストレートのデザインはフィティング上、お顔に合いません。
サイドは広げて、テンプルカーブを作るべきだと思います。
↑ ノーマルです
↑ カスタム後です
ピットブルはイヤーソックのつけ根当たりの内側の横幅をチェックします。
ノーマルでもわりと緩やかで内幅で 155 ~ 160 mmぐらいありますが
さらに 10 ~ 15 mm ぐらい広げます。
今回は 内幅 175 mm に合わせました。
ノーズピースは鼻盛りをしてお鼻に接地させます。
このパーツで 5 ~ 10 mm ぐらい高さを合わせることが可能です。
私の提案するフィッティングは、
お鼻 と サイド と 耳 の3点のバランスです。
上下方向の負担 (上からのっかってる感じ) をなるべく減らし、
サイドからホールドするように力の流れを作ることが重要だと考えています。
フィッティング調整で、掛けた時の感触は別物となります。
スポーツ時ではサングラスのパフォーマンスがガラリと変わりますよ!
この ピットブル はジャパンリミテッドの限定版です。
ポリッシュドブラックのフレームにシルバーのカラーでオークリーのロゴが
プリントされていて柄の模様になっています。
アイコンとイヤーソックはジャパンのイメージで赤になっています。
カッコイイですね!!
レンズは TALEX の トゥルービューのシルバーミラーで作りました。
シルバーミラーがメタリックの質感をかもしだし、カッコ良さ倍増です!!
カスタムフィッティングのオークリー + TALEX
最強コラボ です。
とっても、うちらしい1本が仕上がりました!
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